かっこよくて印象に残るインタビュー動画は、様々な場面で有効活用ができます。例えば、「新卒採用時の社員に対するインタビュー」や「商品ユーザーの感想インタビュー」など、宣伝効果も期待できるのがインタビュー動画です。
近年多くの企業がインタビュー動画を取り入れ、主に集客や採用、商品販売に使われています。時代が進んでカメラの性能も上がり、高品質なインタビュー動画を撮影できるようになりました。
今回はインタビュー動画を撮るときの鉄則とかっこよく撮るコツについて解説します!
なお、「インタビュー動画はさまざまな場面で役に立つ!動画の窓口オススメのインタビュー動画10選を紹介!」の方で、参考になりそうなインタビュー動画をいくつかピックアップしていますので、こちらの記事もご参照ください。
目次
インタビュー動画を撮るときの9つの鉄則
次に、インタビュー動画を撮影する上で意識するべき鉄則を4つご紹介します。インタビュー動画の質を上げるために重要となるポイントです。
話の内容を事前に準備しておく
インタビュー時はインタビュアーが質問内容を忘れてしまったり、相手が緊張で思うように話すことができなかったりすることもあるでしょう。
そこで、あらかじめ台本を作っておくことでスムーズなインタビューにすることができます。
インタビュー動画は正確な情報を相手が引き出し、視聴者に届けることが目的であるため曖昧なインタビューは許されません。
また、話の内容があいまいの場合聞く必要がないことを聞いてしまい、中身がないインタビュー動画になる恐れもあります。
話の内容は事前に準備して万全な状態で臨みましょう。
インタビュアーと意識を合わせる
インタビュー動画はただ漠然と相手の話を繋げればいいものではなく、見た人がどのように感じどのような行動を促したいのかの意図が必要な動画です。
よくありがちなのが、 企業様の車内インタビューの際に話が通っておらず、その場で場当たり的に話を進めるケース。
インタビュアーはできるだけ意図した答えをもらえるような質問を掛け、インタビュイーにも話の内容を共有することで、手短にそして的確に話を展開することができます。
カメラの位置を合わせる
撮影前に相手が話す位置に合わせてカメラを設置することも忘れてはなりません。
カメラは基本同じ場所に固定して撮影をするため、あらかじめ相手が座る場所を把握してベストな位置にカメラをセットしましょう。
相手に対してベストなカメラの位置は、聞き手・相手・カメラが三角形になる位置です。真正面から撮影してしまうと相手も話しづらくなります。
視線をインタビュアーに向くようにし、目線をカメラから外すことで相手も話しやすくなるため、三角形となるようにカメラを設置してみてください。
相槌をせずにリアクションを取る
インタビューの撮影中、相槌をせず相手にリアクションを取るようにしましょう。音声の中にインタビュアーの相槌が入ることで視聴者が聴きづらくなってしまいます。
しかし、インタビュアーのリアクションが何もないと相手も話しづらくなるでしょう。
そんな時はインタビュアーに対してリアクションを取るようにすると良いです。笑顔で大きく頷くと相手も話しやすくなるので、声を出さずリアクションを取るようにしましょう。
インタビュー時間とアウトプットの時間を意識する
動画の窓口でも様々なお客様のインタビュー動画を制作してきましたが、最も多い運用時間は2分から3分程度です。
一方でインタビューの時間が、例えば20分や30分など時間が長くなってくると、どこを削っていいのか迷ってしまい制作に時間がかかることがあります。
そのため、どのような回答をするかを準備しておくだけでも制作コストの削減に繋げることが可能です。
例えば、採用向けに社内のインタビューを取りたい時にも制作工数を減らすことができますので、予算や時間を踏まえた効率化が図れます。
いらない情報を明確にする
ついついインタビューが気持ち良く進むと、たくさんのことをお話しいただくことがあります。
視聴者に対しては、あくまで明確かつ特定の情報を伝えていく必要があるため、いらない情報をしっかり判断して切り捨てることも重要です。
ただし、 せっかくお話しいただいた内容はまた違う場面で使える可能性がありますので、映像としては自社または制作会社さんのほうで保管しておきましょう。
音声を最も重視する
当たり前ですがインタビューというのはその人の生の声が届くものです。
音が聞きづらい、 BGMがうるさいなどがあると視聴者が内容の獲得に集中できません。
出来ればピンマイクを準備し、そうでなくとも必ずガンマイクを使用して撮影をするのがおすすめです。
また、撮影時に音声の問題がないか必ずイヤホンをつけてチェックすることも重要となります。
我々のようなプロの現場では時に音声をチェックするだけの人がいるぐらいインタビューにおいて音の確認は重要です。
アングルを意識する
画面の中で人物がどちらを向いているのか、画面のどの辺りを占めるのか、などは必ず意識して制作しましょう。
例えば、わざと緊張感を出すために人物を画面の前方に置くこともありますが、基本的にはあまりベーシックなやり方ではないといえます。
また、撮影時にテロップを打ち込むことを想定して余白を意識しておくこと、そして企業のロゴや紹介したい情報がある場合には余白に入れることも重要です。
応用編としては、2台のカメラを使い別アングルで撮影することで一点で飽きのない映像を演出することができます。
その際には1台のカメラは煽りまたは俯瞰などのポジションに構えることで、視聴者に対して与えたい印象を操作することができます。
予算や工数の調整
インタビュー動画には以下のような人物が関わってきます。
- 構成を練る人
- ディレクター
- インタビュアー
- カメラマン(音声も兼務する場合が多い)1~2名
割り当てを行う際、どこまでが自社で行いどこまでをプロに任せるかなどを決めることで予算や工数の調整も可能な分野です。
動画の窓口でもインタビュー制作をさせて頂くことは非常に多いですが、特にインタビュアーをお客様側でやっていただくか制作会社側が担当するかによって事情が変わることも。
その辺りは事前にどちらの役割かを明確にしておくことで、製作したがスムーズに進んでいきます。
おしゃれでかっこいいインタビュー動画にするコツ
おしゃれでかっこいいインタビュー映像を撮ることで、インタビュー内容に味を付けることが可能です。
では、おしゃれでかっこいいインタビュー動画撮る3つの鉄則について解説します。
複数の角度から撮影する
映像をよりおしゃれでかっこいいものにするには、複数の角度からインタビュー撮影を行なう選択肢があります。
広角単焦点レンズのカメラ1台でも十分なインタビュー映像を作れますが、複数の角度から撮影をすることでよりその場の雰囲気を視聴者に伝えることが可能です。
明るさや背景を意識する
インタビューを華やかにするために背景が少し洒落たオフィス空間であったり、その人の人となりのイメージを助長させる場所であると最適な映像になります。
例えばおしゃれなアパレルの紹介をしたいのに、簡素な事務所や真っ白な背景などは与えた印象とのギャップがあり、視聴者に対してブランドの持つおしゃれな雰囲気が伝わらないかもしれません。
照明の調整も非常に重要で、明かりを当てることで話者の印象を際立たせることができます。
特に表情が明るい方なのに影で暗くなってしまうと、不気味にほくそ笑む印象が残ってしまったりなどのデメリットも。
少し応用的な内容ですが、背景をボカして撮影することで人物がより鮮明に見えてきますので、そのような撮影会をする企業様も多いです。
BGM選定
BGMは背景でうっすらと流すと映像が効果的になりますが、どのような BGMを使うかは重要です。
BGMの印象というのは視聴者にとって時に視覚的情報よりも頭に残るため、与えたい印象に応じたBGMの選定が必要とされてきます。
インタビュー動画は事前の準備を強く意識しましょう!
本記事ではインタビュー動画を撮るときの鉄則について解説してきましたが、一番重要となる部分は「インタビュー前の事前準備が大事なる」ところです!
事前準備がしっかりできるかできないかでインタビューの質が決まると言っても過言ではありません。
企業宣伝動画然り、商品紹介動画然り、事前準備を万全に行なってインタビュー本番でエラーが起きないようにしていきましょう!
監修:[動画の窓口 動画コンシェルジュ 池上和]