「動画広告を出したが効果がいまいち」「PR用にSNSを始めたが再生数・閲覧数が伸びない…」
そういったお悩みにうってつけの『動画広告のA/Bテスト』の実施方法をご紹介します。
これを実施することで、課題点が明確化し、今後の配信でより高い効果が期待できます。
こちらの記事は『マーケター大沢さんと広告のA/Bテストについて解説した動画』の内容を要約して作成しています。
動画の要点だけ抑え、効率的に情報収集したい方は、本記事をお読みください。

この記事の監修者
動画の窓口 動画コンシェルジュ
池上和
不動産営業マンから動画クリエイターに転身。現在は動画コンシェルジュ。『動画の窓口®︎』プロデューサー。企業動画を年間約1,000本プロデュース&制作している。動画の窓口株式会社社長。合同会社イエロー代表。

ゲスト
Technogram株式会社 代表取締役
大沢勝也
Technogram株式会社代表取締役を務め、Webのコンサルティング事業、クリエイティブ事業、広告事業を展開しているWeb広告の専門家。
・Technogram株式会社HP
https://www.technogram.co.jp/
目次
参考動画
A/Bテストとは
一部の要素を変更させた複数パターンのものを比較するテストです。
ただし、パターンは二種類とは限らず、その数は場合により異なります。
広告の効果を引き上げるために行うことが多く、なるべく早いタイミングでA/Bテストを実施することが望ましいです。
実施するタイミングと比較対象
A/Bテストは、どんな商品や企業でも早々に行うべきですが、特に次のようなタイミングや比較対象で実施されることが多いです。
タイミング:目標達成に行き詰まったとき
広告の効果が鈍化していると感じた場合、A/Bテストを行うことで新たな改善点を見つけることができます。
比較対象:デザインやメッセージ
異なるデザインやメッセージを比較することで、どちらがターゲットに刺さるかを見極めます。一般的に、視覚的にわかりやすいものを比較対象とします。
A/Bテストの方法
1.準備
- ターゲットの設定: テストする際は、ターゲット層をしっかり決めましょう。
ターゲット層まで変更してしまうと、効果に変化があった際にその要因が曖昧になってしまいます。 - 固定値と変数の設定: A/Bテストを行う際には、コントロール部分(固定値)と変数部分を明確に設定します。これにより、どの要素が効果的かを正確に把握できます。
意味 | 例(アパレルのセール) | |
固定値 | 変更しない部分 | ターゲット、変数として設定しない部分 |
変数 | 変化をつけ効果のある方法を確かめる部分 | セールの文言、色調、フォント、配置、強調するポイント(視覚的にわかりやすいものが比較されやすい) |
例えば、以下のように文字の強調部分を変更するだけでも広告効果は変わります。
例)アパレルのセール
固定値:ターゲット(20代前半女性)、セールの文言フォント、配置
変数:強調するポイント
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→お得感を強調 | →トレンド感を強調 |
A/Bテストのポイントについて詳しく知りたい方は動画をご覧ください!
2.実施
変数として設定したものを複数パターン試します。
実験の結果の要因について仮説を立て、ターゲットに響く広告が何なのかを絞っていきます。
このときの注意点としては、固定値は絶対に変動させないということです。
これを変えてしまうと、効果の要因を探るのが難しくなってしまいます。
ただし、A/Bテストの効果が出なかった場合は、固定値としていたものを変数に割り当ててみることもあります。
3.効果のあるパターンを導き出したら…
さらなる効果を得るために、細かい部分を変更してみましょう。
例)割引のパーセンテージを強調した場合とCTA のメッセージを強調した場合で比較
A | B |
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A/Bテストの重要ポイント
A/Bテストを行う際にこちらをしっかり押さえておくことが重要です。
- 目的を明確にする
大沢さんはA/Bテストにおいて、目的を明確にすることが大事であることを強調しています。
何を達成したいのかを明確に設定しておく必要があるのです。
例)ECサイトへの誘導、コンバージョン率の向上など。 - ユーザーはすでに目的を決めている
「セール商品に目がない」「ストレッチ生地の服がほしい」
というように、ユーザーはすでに目的が決まっており、それぞれ異なるニーズがあるため、それを踏まえた試験を実施する必要があります。
A/Bテストについてより詳しく知りたい方は、
↓↓↓こちらの動画をご覧ください!↓↓↓

まとめ
いかがでしたか?
今回はA/Bテストの基礎的な知識について学んでいただけたかと思います。
このようにしっかりとした軸をもってA/Bテストを実施し、広告効果をより一層引き上げていきましょう。
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