「会社紹介動画」と聞くとどのような制作物をイメージするでしょうか?
なんとなく会社を紹介する動画だということは分かるけれど、意外と詳細については知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな「会社紹介動画」について、制作のポイントや動画の効果的な使い方をご紹介します。
現在制作を検討されているのであれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
会社紹介動画とは?
それではさっそく、会社紹介動画とはどのようなものなのかご説明します。
また、動画を制作することのメリットやデメリットも合わせてご紹介していきます。
会社の独自性をアピールできる動画
会社紹介動画とは、「その名の通り会社を紹介する動画」のことです。
会社の事業内容や経営理念などの基本的な内容はもちろん、独自の取り組みやアピールしたいことなどたくさんの情報を視覚・聴覚を通してわかりやすく説明することができます。
せっかく動画を作るのであれば独自性をしっかりとアピールし、動画視聴後に強い印象を与えることをおすすめします。
会社紹介動画を制作するメリット
自社を紹介する動画をもっていることのメリットをお伝えします。
やはり最大のメリットは「いつでももれなく会社の説明ができること」です。
会社紹介動画だから会社の紹介ができるのは当たり前だと考えられがちですが、それを「当たり前」にできるということこそが最も大切なんです。
面接や面談、取引先への訪問などさまざまなシーンで自社を紹介する機会がありますが、場面や話す人によってその内容が変わるのが実情ではないでしょうか。
会社の説明を担当する社員が伝えたいことを十分紹介できれば良いですが、そうはいかないこともあります。
そうしたことを鑑み、自社紹介動画を作っておくことで会社の紹介を簡単かつ均質化して行うことができます。
会社紹介のための準備時間の削減も行うことができます。
会社紹介動画を制作するデメリット
会社紹介動画を制作したこと自体によって生じるデメリットはほとんどないでしょう。
社員が直接会社紹介を行う必要がある場面では従来どおりの説明を行い、それ以外の場面では動画を視聴してもらうという使い分けもできます。
ただ、デメリットはありませんが動画制作に際してネックとなることはあります。
それはコスト。
自社内で動画を制作する場合には人的・時間的なコストがかかりますし、外注した場合には金銭的なコストがかかります。
動画を使う機会を想定し、かかるコストが適正なのか事前に熟考しなければなりません。
会社紹介動画を作る際のポイント
それでは、動画を制作すると決めたらどのようなポイントに着目しながら動画作りをスタートすればよいかをご紹介します。
動画制作後に「ああしとけばよかった…」という状態にならないよう、事前の準備や構成案の考案をしなければなりません。
ぜひ検討の際の参考にしてみてくださいね。
その会社ならではの情報を十分に盛り込む
まず、動画で伝えるべき最も重要なポイントは会社の事業内容や経営理念・ビジョンなどの基本情報です。
特に会社紹介動画を作る際には「理念や考え方」が非常に重要になると考えています。
同業他社と比較する際にも考え方や物事の捉え方で大きく差別化できる可能性があるからです。
会社のホームページに書いてある内容をしっかりと落とし込みつつ、わかりやすい説明をすることを心がけてくださいね。
そして社風やどのような人材が集まっているかという情報も、特に採用の場で動画を活用する際には必須となる部分です。
必ずしも「こうしなければならない」というルールはありませんが、上で示した内容は必ず含めるべきでしょう。
また、会社紹介動画は頻繁に作るものではありません。
短いスパンで変更されるような情報ではなく、これから大きく変わることがない情報を盛り込む必要があります。
BGMを2曲以上使用する
映像におけるBGMの役割は非常に大きいです。
スライドショーのようなものは制作がかんたんではありますが、視聴する側から見れば退屈な側面もあります。
BGMを2曲以上使い、視聴する人を最後まで飽きさせないようにしましょう。
そしてBGMに関して大事なことをもうひとつ。
編集を始める前にBGMの選定を行ってください。
動画編集のフローを考えると、編集途中に動画に合うBGMを選ぼうと考えてしまいがちです。
しかし、実はBGMを先に選んでからそれに合わせた編集を行った方が、コンセプトのぶれない動画が作りやすくなります。
構成を考える前にBGMを選定しても良いでしょう。
そしてそこにナレーションや社長メッセージ、会社のイメージ映像を追加していくという流れです。
1本の動画の中で緩急をつける
動画を観ている人を飽きさせないためにすべき工夫がもう一つあります。
それは動画の中でメリハリをつけること。
機能性を説明する部分と情熱的に考えを投げかける部分、その二つを動画内で分けてみましょう。
動画の中にストーリーが生まれ視聴者の共感を得ることができます。
社内での周知をしておく
動画制作の際、積極的に社内で動画を作っていることを示すのも非常に大切です。
せっかくの動画がどんなに素晴らしいものでも、社内に浸透しなければ意味がありません。
動画制作を通して動画の存在を認知してもらい、そしてそこに自分も参加しているという感覚を持ってもらいましょう。
そのために社員へのインタビューを盛り込んだり、アンケートの実施結果を反映したりするのもおすすめです。
自分が制作に携わったという思いがあれば、営業や採用の際に自然と動画を使いたくなるはずです。
動画の方向性に迷ったら
動画を制作する前、そして制作の最中に方向性に迷ったら、まずは社内の資料を参照してみましょう。
会社の紹介動画を構成する上で参考にすべき資料が社内にたくさんあるケースは意外に多いです。
特に、会社紹介のパンフレットやサービス資料求人募集の内容は参考になるでしょう。
それに加えて社員の声なども取り入れて行くと良いと思います。
動画をゼロから作るというよりは、既にある資料の中から大事な部分にフォーカスしてそれを見せていくという発想を持つと、悩むことなく制作を進めることができるはずです。
会社動画はどんな場面で活用する?
動画が完成したら、次はそれを活用していくフェーズに入ります。
せっかく動画を作ったのならどんどん使っていきたいですよね。
動画の活用法にお困りでしたら参考にしてみてください。
会社の存在や新規サービスをアピールするタイミング
会社の情報を広く知らせるには、どのような機会を使ったら良いでしょうか。
新サービスや新事業のリリースのタイミング。
事業が軌道に乗り出し、認知が広がり出したタイミング。
5周年や10周年などの節目のタイミング。
さまざまなシーンが思い浮かびます。
社内外でのイベントや展示会への出展の際にも使えるでしょう。
対外的に何かを発信する際には、基本的に動画が活用できると思ってもらって差し支えありません。
ホームページをはじめとしたWebサイト上
イベントや催事、採用のシーンなどで動画を活用するのはもちろんですが、ホームページに動画を掲載するのも手です。
掲載時にはトップページから目につきやすい位置に動画を置くのが効果的でしょう。
動画の内容はわかりやすく、重要なことは繰り返し伝えるのがポイント。
また、「採用の特設サイトや会社概要のページ」など、自分の会社をよりよく知ってもらいたいと思う場所には積極的に会社紹介動画を貼り付けていきましょう。
YouTube に掲載した動画をリンクするのも一般的ですが、その場合にはぜひ定期的に統計情報もご確認ください。
動画の視聴維持率は成否を測るひとつの指標ですが、そうした情報までを「アナリティクス」で確認することができます。
データを定期的に確認し、最適な露出の仕方や今後の動画活用の際のヒントを得ましょう。
YouTubeにアップロードする際には、関連動画を通じて自社の別動画に誘導することもできます。
複数の動画を保有している場合には、ほとんどのケースで相互視聴されているものです。
使えるチャンスはどんどん使っていきましょう。
動画制作にかかる費用は?
実際に動画制作に際してかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
今回はだいたいの予算感をもってもらうためにかんたんに費用の相場をご提示します。
30万円から150万円程度
動画を制作する際には社内・社外の二択になりますが、多くは動画を外注するでしょう。
外注した際の費用の目安は、「30万円から100万円程度」のケースが多いです。
比較的予算を投下してもよいコンテンツ
コンテンツの制作費としては少し高めになる会社紹介動画。
しかし、先に述べたように頻繁に更新するものではありませんので、比較的予算を投下しても良いコンテンツの部類と言えます。
ただ、その代わりに「なぜ今必要なのか」を明確にしておきましょう。
会社紹介動画の制作でビジネスにアドバンテージを
会社紹介動画を持っている企業は意外と少なく、 制作もどうしても後回しになりがちなものです。
ただ、制作に伴って得られるたくさんのメリットを考えると、会社の紹介動画をひとつ持っておくことはアドバンテージになるでしょう。
会社説明の際の効率向上や効果の改善につながりますし、より興味づけしたい情報へのアクセスを促すことができます。
「動画の窓口」でもたくさんの企業様の会社紹介動画を制作してきました。
ご興味がある方はぜひお気軽にご相談ください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
監修:[動画の窓口 動画コンシェルジュ 池上和]