動画市場の普及に伴い、動画編集ソフトもさまざまな種類があります。動画編集ソフトの1つである「EDIUS X Pro」はどのような機能が搭載されているか気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、EDIUS X Proの特徴や料金形態、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
目次
EDIUS X Proとは?
EDIUS X Proは、放送局や政府機関、映像制作者など動画業界全体で利用されている動画編集ソフトです。
Panasonic・Canon・Sonyなど、一般的に使用されているすべてのファイルフォーマットに対応している動画編集ソフトで、どのカメラで撮影した動画も、読み込み・編集ができます。
ファイルを読み込むだけでなく、さまざまなフォーマットへの仕上げが簡単にできるのも魅力の1つです。
EDIUS X Proは、細かなバージョンアップで顧客の悩みを解決しているソフトなため、映像制作を強力にサポートします。
細かなアップデートによって、近年の動画市場にも柔軟に対応している動画編集ソフトと言えるでしょう。
EDIUS X Proの料金形態について
EDIUS X Proはサブスク型と買い切り版の2種類が用意されています。それぞれの料金は下記の通りです。
料金(2021年12月現在) | |
サブスク型(1ヶ月あたり) | 約2,080円(税込) |
買い切り版 | 65,780円(税込) |
EDIUS X Proは無料体験版も用意されており、30日間すべての機能を試せます。サブスク型・買い切り版で悩む方は、一度無料体験版を利用してから購入を検討するといいでしょう。
EDIUS X Proの主な機能・特徴
EDIUS X Proは、基本的な動画編集機能を搭載しています。EDIUS X Proの特徴的な機能として、以下の3つがあります。
- バックグラウンドレンダリング
- レイアウターモーショントラッキング
- ボーナスコンテンツプラグイン
上記3つについて詳しく見ていきましょう。
バックグラウンドレンダリング
EDIUS X Proにはバックグラウンドレンダリングという機能が搭載されています。
レンダリングとは、「画像や動画に追加した視覚効果や、音声などの要素を統合する工程」のことです。
動画編集ソフトによっては、レンダリング処理中は次の操作ができないものもあります。EDIUS X Proは独立したサービス(バックグラウンドレンダリングエンジン)で処理するため、編集の手を止めることなく作業可能です。
また、レンダリング状況を専用アプリ「GV Moitor」で確認できるのも魅力と言えるでしょう。GV Moitorとは、バックグラウンド処理を管理するツールのことです。
レイアウターモーショントラッキング
EDIUS X Proには、レイアウターモーショントラッキング機能の「固定モード」「追跡モード」があります。
固定モード・追跡モードの特徴は下記を参考にしてください。
特徴 | |
固定モード | ・動きのある対象物を固定する機能・テレビでよく見るワイプ(小窓)表示しやすい・選択した部分が画面中央に表示される |
追跡モード | ・動きのある対象物に追従する機能・モーションテロップの作成が簡単に行える |
動きを追う動画編集が行いやすい点がEDIUS X Proの強みと言えるでしょう。
ボーナスコンテンツプラグイン
EDIUS X Proは、3つの多彩なプラグインをフリーダウンロードできます。3つの特徴は下記の通りです。
- Acon Digital EDIUS Editions:オーディオプラグイン
- proDAD VitaScene V4 EDIUS Edition:エフェクトプラグイン
- NewBlue Titler Pro 7 for EDIUS X with OFX Plug-in Bridge:高機能タイトラー
オーディオプラグインでは、ノイズ調整・音響調整ができ、多彩なエフェクトをスムーズな動きでつなげるプラグインが動画の幅を広げてくれます。
高機能タイトラーをダウンロードすると、デザイン性豊かなテンプレートを数多く搭載したテキストが使用可能です。
3つのプラグインを導入することで、動画の完成度が高くなるため、購入する際はあわせてダウンロードすることをおすすめします。
EDIUS X Proのメリットとデメリット
EDIUS X Proのメリット・デメリットについて紹介していきます。メリット・デメリットを把握し、動画編集ソフト購入の参考にしてください。
メリット
EDIUS X Proのメリットは「マルチカムモード」「キャプチャ機能が優れている」「画面レイアウトを自在に変更できる」の3つです。
それぞれの特徴を下記にまとめたので、参考にしてください。
特徴 | |
マルチカムモード | ・複数のカメラで取り込んだ動画を同時に16個編集できる・動画編集の同時進行が可能 |
キャプチャ機能 | ・キャプチャを行う際に細かな設定ができる・搭載されている動画編集ソフトが少ない |
画面レイアウト | ・動画編集の画面レイアウトを自在に変更できる・動画編集ソフトは固定されているものが多い・自分好みの配置にすることで動画編集が行いやすい |
自由度の高さは他の編集ソフトより頭1つ抜きんでている印象があります。
デメリット
EDIUS X Proは、他の動画編集ソフトよりも「自由度の高さ」が特徴です。そのため、はじめて動画編集ソフトを利用する際は、自由度の高さが混乱を招く可能性があります。
EDIUS X Proはプロ向けの動画編集ソフトのため、編集機能を多数搭載しています。編集機能の多さが、「何を使えばいいのだろう?」と疑問を抱くケースが多くなることを覚えておきましょう。
上記2点がEDIUS X Proのデメリットですが、自由度が高い動画編集ソフトであることがわかります。
企業においてはどう活用できる?
EDIUS X Proはプロ向けの本格的な動画編集ソフトであると解説してきました。企業で活用するのに最適な動画の種類は以下の通りです。
- ブランディング動画
- PR動画
- 商品・サービス紹介動画
主に自社のPR動画を制作する際に、EDIUS X Proが役立つでしょう。
動きのある動画に適した「レイアウターモーショントラッキング機能」や、エフェクト・タイトル・オーディオに特化したプラグインを駆使すれば、クオリティの高い動画制作が可能です。
自由度の高いEDIUS X Proを使用しワンランク上の動画編集を!
EDIUS X Proは、映像業界全体で利用されているプロ向けの動画編集ソフトです。
EDIUS X Proを利用するためには、サブスク型か買い切り版の契約を行う必要があります。それぞれの金額は下記の通りです。
- サブスク型:約2,080円(税込)
- 買い切り版:65,780円(税込)
EDIUS X Proの特徴は、編集機能の多彩さです。自由度の高い動画制作ができるため、「動画編集を仕事にしたい方」「オリジナル動画制作を行いたい方」「企業で活用したい方」におすすめのソフトです。
買い切り版も用意されているため、一度購入すると永続的に利用できるのも嬉しいポイント。
EDIUS X Proを活用し、ワンランク上の動画制作に役立ててください。