近年、SNS動画・YouTube・企業紹介動画など、動画制作に力を入れている企業が増えてきています。動画制作に必要となるのが、「動画編集ソフト」です。
動画編集ソフトといえど、初心者向け・プロ仕様・サブスクリプション型・買い切り版など、さまざまなソフトがあります。
今回の記事では、買い切り版動画編集ソフトに焦点をあて、メリット・デメリットなどを併せて解説していきます。
まずはあなたが作りたい動画の目的を明確にし、目的にそった動画編集ソフトを選ぶための参考にしてください。
目次
買い切り型のおすすめ動画編集ソフト5選
YouTubeや動画広告など、動画市場は年々増えてきています。動画編集を行うために必要となるのが、動画編集ソフトです。
動画編集ソフトには、サブスクリプション型と買い切り型の2通りがあります。
サブスクリプション型は、定期的なアップデートがあり、使用感がガラッと変わる可能性が高いです。
買い切り版は、使用感の大幅な変更も少ないため、これから動画編集ソフトを活用する方にはおすすめのソフトです。
今回は、厳選した買い切り版動画編集ソフトのおすすめ5選を紹介します。
Adobe Premiere Elements
Adobe Premiere Elements(プレミアエレメンツ)は、アドビシステムズが開発を手掛けている動画編集ソフトです。(以降プレミアエレメンツと呼称します)
動画編集ソフトといえば「アドビシステムズのソフト」と言われるほど、知名度が非常に高いです。
プレミアエレメンツは、動画編集初心者でも利用しやすい、簡単で豊富な編集機能を備えています。
直感的な編集ができる動画制作の自動生成機能や、画像補正機能、動画共有機能があります。詳しい内容は下記の通りです。
内容 | |
自動生成機能 | AI技術を活用し、写真やビデオを選択するだけでスライドショーやコラージュを自動で作成 |
画像補正機能 | 画像の手ブレ・ノイズ・かすみの補正ができる。併せて動画全体の明るさやカラーの調整もできる |
動画共有機能 | YouTube、Webサイトへの共有ができる。またDVDへの書き出しが可能 |
プレミアエレメンツは、Windows・Macに対応しており、料金は19,580円(税込)。無料で利用できるお試し期間もあるため、まずは無料体験からスタートするといいでしょう。
詳しくは、下記の記事でも紹介しています。
Final Cut Pro X
Mac製品のパソコンを利用しているならFinal Cut Pro Xがおすすめです(以降ファイナルカットプロと呼称します)。
ファイナルカットプロは、Apple社が提供している動画編集ソフトです。クリエイターや YouTuberなど、幅広い方が使用しており、初心者から上級者まで誰にでもおすすめできる動画編集ソフトとして有名です。
ファイナルカットプロは、カラーグレーディング・エフェクトなどの細かい調整を得意としています。
ファイナルカットプロは一度購入すると、同じ「Apple ID」でログインしている他のMac製パソコンにインストールして利用できます。。他の買い切りソフトとは違い、一度購入すれば永続的に使用できる点も魅力の1つです。
ただし、ファイナルカットプロはApple純正ソフトなため、Windowsユーザーは利用できません。
ファイナルカットプロの料金は、36,800円(税込)です。今回紹介する中では高額ですが、一度購入すると一生使えることから、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
Final Cut Pro Xについては、下記の記事でも紹介していますので、ご覧ください。
Filmora
Filmoraは、全世界で7,700万ユーザーに支持され、150カ国で販売されている動画編集ソフトです。(以降フィモーラと呼称します)
フィモーラは、Windows・Mac両方に対応した動画編集ソフトです。フィモーラは、複雑な動画編集機能を排除しているため、初心者の方から好評を得ています。
フィモーラの特徴は、直感的な編集、テロップ挿入など、わかりやすく操作性の高い点です。
動画編集初心者の方や、簡単なホームビデオを作成したい方におすすめの動画編集ソフトです。
いきなり購入するのはためらうという方は、無料試用版で試してからの利用をおすすめします。
Filmoraについても、別記事で詳しくまとめています。ぜひ、ご参照ください。
DaVinci Resolve Studio
DaVinci Resolve Studioは、オーストラリアのBlackmagic Design社が開発・提供している動画編集ソフトです。(以降ダヴィンチ・リゾルヴと呼称します)
ダヴィンチ・リゾルヴは、ハリウッドで高い人気を誇るプロ仕様の動画編集ソフトです。
動画編集はもちろん、音声の編集・エフェクトの作成・カラーグレーディングで色の調整、変更ができます。
特にカラー編集に優れており、カラーコレクションとカラーグレーディングが優秀です。
機能紹介 | |
カラーコレクション | 撮影した映像の色味を調整する機能 |
カラーグレーディング | 動画素材に色を付け足す機能 |
上記2つを使用することで、細かな色の調整ができるため、オリジナリティ溢れる動画制作ができます。
無料版と有料版があり、無料版であっても基本的な動画編集で必要な機能は揃っています。無料版と有料版の違いは下記の通り。
- マルチGPU対応:有料版のみ対応。システムパフォーマンスが向上し、スムーズな動画編集ができる
- 高性能ノイズ除去:世界でも有数のノイズ除去ツール
- 解像度:無料版だと4Kまで対応。有料版は32Kに対応。
まずは無料版から利用し、仕事の幅が広がったタイミングで有料版に切り替えて使用するのがいいでしょう。
ダヴィンチ・リゾルヴは、Windows・Mac両方に対応しており、料金は39,578円(税込)です。
詳しくは下記記事でもまとめています。
VideoProc Converter
VideoProc Converterは、非常に軽い動作で動画制作ができる動画編集ソフトです。プロ仕様の動画編集ソフトは、パソコンのスペックに依存してしまいます。
スペックが低いパソコンでプロ仕様の動画編集ソフトを導入しても、100%の能力を発揮できない可能性が高いです。
VideoProc Converterは、独自の動画処理ソフトを採用しており、高画質動画を処理しながらCPUへの負荷を低減させ、変換にかかる時間を大幅に短縮できます。
VideoProc Converterでできることを下記にてまとめて紹介します。
- 動画編集
- DVD変換
- 動画ダウンロード
- 録画
- 手ブレ補正
- ノイズ除去
- レンズ補正
- GIF作成
シンプルな操作性ながら、多機能で動作が軽く、動画編集初心者におすすめのソフトです。
VideoProc Converterの買い切り版の料金は、買い切りライセンス:8,982円(税込)です。
買い切り型動画編集ソフトのメリット・デメリット
動画編集ソフトには、買い切り版とサブスクリプション型の2つがあり、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
買い切り版のメリットは、サブスクリプション型と違い、一度購入すると以降は料金がかからないことです。
目的に合う動画編集ソフトの買い切り版を選ぶことで、長期的に活用できるため、ランニングコストが安くなる点もメリットの1つです。
買い切り版であっても、ソフトウェアのアップデートを行うことで、最新の機能を使えます。
デメリット
買い切り版動画編集ソフトのデメリットは、サブスクリプション型と比べると、購入の際にまとまった金額が必要となる点です。
動画編集をメインに仕事とする場合、サブスクリプション型で有名な「Adobe Premiere Pro」を指定されることがあります。
仕事として活用するのか、個人で動画編集を行う程度なのかを判断する必要があるでしょう。
動画編集ソフトは目的に適しているかが重要
動画編集ソフトを選ぶ際は、動画の目的から選ぶことでミスマッチを減らせるでしょう。
動画編集ソフトを選ぶ基準は、「パソコンのOS」「動画の用途」「動画出力(フォーマット)」などです。
例えば動画編集には、「4K・8K対応動画」「360度動画」「YouTube動画」などがあります。
仕事として利用する際、8Kに対応していない動画編集ソフトであれば、動画編集ソフトを変更しなければなりません。
上記のように、動画編集を行う「目的」を明確にすることで、必要となる動画編集ソフトがわかるでしょう。
動画編集ソフトには、「個人で楽しむ初心者向けソフト」「プロ向けのソフト」など、機能や利用できる範囲が決まっています。
なお、動画編集ソフトは体験版や無料版があるため、まずは一度パソコンに取り入れて動作確認することが大切です。
自分の使いやすい動画編集ソフトを見つけよう
買い切り版のおすすめ動画編集ソフトを5選紹介しました。動画編集で行いたい目的を明確にし、目的に合う動画編集ソフトを選ぶことが大切です。
Windows・Mac限定の動画編集ソフトもあるため、あなたが利用しているパソコンのOSを確認してから、選択するといいでしょう。
パソコンのスペックに依存してしまうのが動画編手ソフトのデメリットです。まずは無料体験版をダウンロードし、動作に異常がないか確認してから購入すると、トラブルを回避できます。
動画編集ソフトを利用せずに、動画制作を依頼したい場合は、ぜひ一度「動画の窓口」へご相談ください。
動画の窓口では予算・目的に合わせた動画制作を行います。年間200本以上の企業動画を制作していますので、安心してお任せください。