YouTubeの動画投稿やSNSのムービー制作に役立つのが、手軽に導入できる無料動画編集ソフト。無料でありながらさまざまな機能を搭載している「Shotcut」に興味をもつ方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、無料動画編集ソフト「Shotcut」の機能やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
Shotcutを使ったことのない方に向けて、わかりやすく解説しているので、ぜひ最後までごらんください。
目次
Shotcutとはどんなソフト?
Shotcutは、Meltytech LLCが提供する完全無料の動画編集ソフトです。豊富な機能が搭載されておりながら、動画編集時のロゴ掲載や機能制限がないため、編集時のストレスもありません。
Shotcutは高度な動画編集もできるため、海外を中心に多くの動画クリエイターに使用されています。日本語にも対応していることから、日本でも使用している方が多いです。
Shotcutの主な機能
Shotcutは、基本的な動画編集機能であるカット・テロップ・フィルタ・エフェクトなどの機能が搭載されています。そのなかでも特徴的な機能を3つ紹介します。
- クロスプラットフォーム対応
- 160種類以上のファイル形式に対応
- 複数ファイルの合成・連結
クロスプラットフォーム対応
Shotcutは、Windows・Mac・Linuxに対応しているクロスプラットフォームが特徴です。
動画編集ソフトによっては、OSの指定があるソフトもあります。OSが指定されている動画編集データは共有ができず、動画のやりとりを考えている方にとっては不便になります。
パソコンを買い換えた場合でも、ダウンロードするだけで利用できる点も嬉しいポイントです。
160種類以上のファイル形式に対応
Shotcutは、「GIFアニメーション」「4K」「音声形式」「DVD」など、160種類以上のファイル形式に対応しています。
無料動画編集ソフトでありながら対応するファイル形式の多さが特徴です。さまざまなファイル形式に対応しているため、動画編集のファイル形式を気にする手間がかかりません。
複数ファイルの合成・連結
Shotcutは、複数の動画を自動で結合させる機能が備わっています。撮影機材によっては、ひとつの映像ファイルが分割されて保存されるものもあります。
動画編集ソフトを起動し、分割された動画ファイルを手動で結合させるのが一般的な流れです。Shotcutは、選択した動画をプレイリストに追加することで、簡単に動画の結合ができます。
複数の動画素材の取り込みに時間が掛からないことも魅力の1つです。
Shotcutのメリット・デメリット
Shotcutの特徴や基本情報を紹介してきました。Shotcutを選ぶ際に気になるのが、メリット・デメリットではないでしょうか。
メリット・デメリットを把握すると、他の動画編集ソフトとの違いも確認できます。
メリット
Shotcutのメリットは下記の通りです。
- 無料でありながら高性能な機能を搭載
- クロスプラットフォーム対応
- ほとんどの動画フォーマットに対応
Shotcutは、完全無料でありながら基本的な編集機能はもちろんですが、高度な編集機能も多く搭載しています。また、利用するパソコンに依存しない点もメリットの1つです。
160種類以上の動画フォーマットや、音声フォーマットに対応している点も魅力の1つ。多くのクリエイターの方が利用していることから、人気動画編集ソフトだとわかります。
デメリット
Shotcutのデメリットは、「動画編集ソフト初心者には扱いが難しい」「カクカクする動きをするときがある」の2つです。
Shotcutは、さまざまな動画編集機能を搭載しています。初心者に必要のない機能も表示されているため、取扱いの難しさがデメリットの1つです。
またShotcutは、クラウド型動画編集ソフトです。回線状況に依存するため、動作が鈍くカクカクした動きになるときがあります。
ただし、アップロードを繰り返し行い動作環境の改善を行っているため、動きの鈍さはいずれ改善される可能性が高いです。
他の動画編集ソフトとの比較
Shotcutと他の人気動画編集ソフトを比較してみましょう。
販売価格 | 動画編集レベル | 特徴 | |
Shotcut | 無料 | 初心者〜上級者 | プラットフォームを選ばない完全無料の動画編集ソフト |
Davinci Resolve(無料版) | 無料 | 中〜上級者 | ハリウッドでも利用されている高度な編集機能 |
Final Cut Pro X | 買い切り 36,800円(税込) | 初心者〜上級者 | Apple社からでているMac専用動画編集ソフト |
Adobe Premiere Pro | 月額制 2,480円(税込) | 中級者〜上級者 | Adobe社からでている最高峰の動画編集ツール |
Shotcutは無料版であっても4K編集ができる動画編集ソフトです。同じ無料版のDavinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルヴ)は、4K編集ができません。
また、他の人気ソフトである「Final Cut Pro X」「Adobe Premiere Pro」は、ソフト購入の際に費用がかかります。
動画編集をとりあえず行ってみたいと考えている方は、Shotcutで基本操作や知識を蓄えるのがいいでしょう。
完全無料のShotcutでオリジナル動画制作を楽しもう!
Shotcutは、Meltytech LLCが提供している、高機能の完全無料動画編集ソフトです。動画編集に必要な機能はもとより、クロスプラットフォームにも対応しています。
パソコンを選ばずに利用できるため、動画編集ソフトを導入するハードルの低さが嬉しいポイントです。また160種類以上のファイル形式に対応しているため、さまざまなファイルを取り込み、質の高い動画制作ができるでしょう。
Shotcutは、クラウド型動画編集ソフトなため動きがぎこちない場合もあります。しかし、無料版とは思いない多彩な機能を搭載しているので、一度使ってみる価値は高そうです。
初心者から上級者まで幅広い方におすすめできる、Shotcutを利用してオリジナル動画制作を楽しんでくださいね。