動画制作のベースとなる考え方「2軸4容態」とは?

さぁこれから動画を作ろう!となったあなた。動画の長さや構成など、どこに時間や手間をかけるべきか悩んだ経験はありませんか?そんなあなたのために、動画の窓口が動画制作する際にベースにしている考え方「2軸4容態」を特別に解説します。これはどんな動画を作る際にも有効な考え方となりますので、ぜひ動画制作をする際の参考にしてください。

この記事の監修者

池上 和

「動画の窓口®️」動画コンシェルジュ

池上 和

不動産営業マンから動画クリエイターに転身。現在は動画コンシェルジュ。          『動画の窓口®︎』プロデューサー。企業動画を年間約1,000本プロデュース&制作している。動画の窓口株式会社社長。合同会社イエロー代表。動画フリーランスコミュニティ「若羽-wakabane-」創業者。

動画の窓口考案の2軸4容態とは?

まずは以下の図をご覧ください。こちらが「2軸4容態」です。

※前提として理解しておいてほしいこと
「横軸:視聴状態」は能動と受動という相反するものであるため、2つの状態が融合することはありません。「縦軸:性質」のエンタメとノウハウに関しては融合されることがあり、2つの性質が融合した動画のほうが視聴されやすい傾向にあります。

4容態について

ここでは「エンタメ」「ノウハウ」「受動視聴」「能動視聴」の4容態についてわかりやすくかんたんに解説していきます。

「ノウハウ」
何かのテクニックや購入した製品の作り方のように本人にとって必要性が高く、知的好奇心を満たすコンテンツ。ニュース全般、情報商材全般、学習関係など 

「エンタメ」
視聴者にとって見る必要はないが「楽しみたい」「共感したい」といった感情を想起するようなコンテンツ。ノウハウ動画以外のすべて

「受動視聴」
これはCMやTikTok動画などのように、視聴者の意思に関係なく再生される動画です。受動視聴はさらに以下の2つに分けられます。

スキップ可能:動画が再生されても見たくなければ、見ないという選択ができるもの(例:SNSショート動画、WebCM、デジタルサイネージ)

視聴者が目にした瞬間の2〜4秒での興味づけが重要です。冒頭だけでなく、途中から見たとしても興味を惹くように作り込む必要があります。ビッグサイトのような展示会ではできるだけ尺を短く、どのタイミングで見ても重要性を感じるようなシーンを並べ続けることをオススメします。

スキップ不可能:強制的に最後まで再生される動画(例:会社説明会での動画、アプリ内広告、映画館上映前のCM)

強制力が最も強いため、内容がだらけたり、不適切でない限りは与えられた時間内に伝えたいことを伝えてしまって大丈夫です。

「能動視聴」
YouTube動画やNETFLIX、映画などのように視聴者が自分で興味のある動画をクリックして視聴するコンテンツです。能動視聴もさらに2つのタイプに分かれます。

強迫性がある:日々の生活や人生に関わる商品の購入や情報の獲得など、その動画を見ないと良い未来につながらない動画(例:椅子の組み立て方動画、〇〇の使い方解説動画)

視聴者は限定的でも動画の存在意義が大きく、作りはシンプルでもわかりやすく作成する。

強迫性がない:見ても見なくても生活や人生に影響はなく、興味だけで視聴する動画(例:YouTubeのおもしろ動画、映画)

このタイプの動画は動画を見る前の情報が重要であるため、視聴者の興味を惹く魅力的なタイトルやサムネイル、内容にする必要があります。強迫性がないものでも「見ないと損する」というタイトルで見なければと思わせるようなテクニックもあります。

2軸4容態の動画例

ここでは実際の動画を例に、どのような動画が2軸4容態のどこに分類されるのかをご紹介します。

能動×エンタメ
こちらは料理におけるエンタメ寄りの動画です。料理は作り方などを紹介するノウハウ系の動画が多いですが、ただ淡々と料理を作っている風景を流してエンタメ寄りに仕上げています。

能動×ノウハウ
同じ料理ジャンルでも動画の作りや趣旨によって視聴者の視聴目的は変わります。こちらは調理方法について解説しているノウハウ寄りの動画となります。

ノウハウ×受動
防音の性能をレビューしており、ショート動画のなかでもノウハウ寄りの動画となっています。

社会の問題提起をすることで、視聴者に興味づけができるノウハウ寄りのWeb CMです。

エンタメ×受動
こちらはエンタメ寄りのショート動画です。

世界観がおもしろく、ついつい見てしまうように制作されているため、エンタメ寄りのWeb CMとなっています。

エンタメとノウハウが融合した動画例

冒頭で「エンタメとノウハウに関しては融合されることがあり、2つの性質が融合した動画のほうが視聴されやすい傾向にあります」とご紹介しました。以下では2つの性質が融合した動画例をご紹介します。

エンタメ×ノウハウ×能動
例えばYouTube大学は、ノウハウ動画でありながら、MCの喋りがおもしろくテンポが良いためエンタメのように見られる完成度の高い動画といえます。

エンタメ×ノウハウ×受動
エンタメとノウハウがMixされることでより興味深く惹きつける動画に

まとめ

今回ご紹介した2軸4容態を参考にして、自社の動画をどのように作成していくか

動画を見続けたいと思えるような冒頭の演出やサムネイルの付け方は、以下の記事をご覧ください。

より具体的な運用や、自社ならではの活かし方を聞きたい方はお問い合わせからご連絡ください。

さいごに

動画の窓口では、お客様からのご相談に丁寧にお答えしています。 ぜひ、お気軽にご相談ください。

また、企業様がご活用される様々なバリエーションの動画制作もしています。 今なら、「毎月2社限定 無料で動画制作キャンペーン」を行っているので、この機会をお見逃しなくお問い合わせください。

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