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【今回のトピックス】
有料ライブ配信の利用経験14%に!若者中心に拡大。
MMD研究所は、全国の15歳~69歳の男女20,000人を対象に 2020年11月24日~11月の期26日間で 「音楽のオンラインライブ視聴に関する実態調査」を実施。 無料オンラインライブ配信サービスの利用経験は31.2%、 有料オンラインライブ配信サービスの利用経験は14.4% 有料オンラインライブ配信サービスを利用しない理由としては「通信料金がかかるから」が最多以上のような結果が出ている。
[MMD研究所]
【動画の窓口POINT!】
①数字で見るオンラインライブの視聴者動向!
・ 普段の音楽聴取「動画再生サービスで無料で聴いている」がトップで無料オンラインライブ配信サービスの利用は31.2%、有料オンラインライブ配信サービスの利用は14.4%だった。無料有料どちらも10代が最も利用している!
・コロナ流行前の通常ライブに参加した理由トップは「特に好きなアーティストだったから」有料オンラインライブ配信サービスを利用した理由は「好きなアーティストが実施したから
・ 有料オンラインライブ配信サービスを利用しない理由は「通信料金がかかるから」が最多!年代別では10代は「無料のライブ配信サービスで十分楽しめるから」、 30代は「オンラインなのに参加するための金額が高いから」がトップ。
・ 利用したことのある有料オンラインライブ配信サービスは「GYAO!」が22.9%で最多!男性は「GYAO!」、女性は「Johnny’s net オンライン」がそれぞれトップ。
・ 有料オンラインライブ配信サービスを知らなかった人の利用意向は15.4%。通常ライブ再開後の有料オンラインライブ配信サービスの利用意向は49.8%、 20代の利用意向が最多となった!
②注目すべきポイント
・有料配信の視聴理由 2位:好きなアーティストに売り上げ面で貢献したいと思ったから
・通常ライブ再開後も有料オンライン配信を利用したい:49.8% アーティストが活動を諦める必要はない。
ファンは見ているし応援している。 次の活動戦略に今のうちから着手を。
③視聴環境の整備が鍵!
『ライブ配信を高い没入感を持って楽しめる環境作りが必須』
・大画面モニタや2面モニタなど臨場感を与えるような演出
・周辺環境は部屋を暗くする、最適な温度にするなど
・サラウンド音響設備の充実
・VRの導入
・インタラクティブ性 →任意の画面切り替え、拍手や完成、呼応など一方通行ではないものに!
・同期性(時限性)→企業が社内表彰会や内定式などの催事を行う際にも、ライブ配信をする際にも、上記のことを意識することでライブ配信に没入感を持たせることが出来そう!
無料配信サービスが非常に充実している中では、無料と有料の差別化をどうつけていくのかが鍵になってきそうですね。有料配信サービスの利用目的が「好きなアーティストだったから」がトップにきたという結果から、アーティストやアイドルなどのファンの人は無料だろうと有料だろうと「応援したい!」という気持ちは変わらないというのも理解できます。ファンの人は有料でも関係なく試聴するのであれば、有料だから得られること、価値の高さを明確にする必要がありそうだと個人的には考えています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。