この記事はホワイトボード動画制作者である米山ゆうこ氏とホワイトボード動画について対談した様子の後編となっています。前編はこちら
制作編
(5)制作の流れ
池上:ホワイトボード動画の制作の流れを教えてください。
よねやま:ご依頼を受けたら、まずは60分のZoomヒヤリングをさせていただきます。動画の要ともなる、大切な工程です。
ここではファンづくりマンガ動画の方向性やお作りしたい内容についてお聴きします。ヒヤリングの中で私が重視しているのが【動画にするためのキーワード選定】です。私からさまざまな質問をさせていただきます。視聴者にとって興味があるキーワードを引き出す工程ですね。
次にヒヤリングをもとに絵コンテとナレーション原稿をお作りします。これをクライアントにご確認いただき、OKをいただいたら撮影に進みます。基本一発撮りです。動画が完成したら、次はナレーションです。
ナレーションでは私の声や、クライアントの声、プロのナレーターや声優の声などさまざまな収録に対応しています。最後にBGM、動画、ナレーションの3つを組み合わせた状態でクライアントに最終確認していただき、サムネイルをつけて納品いたします。
制作期間は速ければ10日前後、ご確認を要する場合は約1ヵ月程度かかるとお考えいただければよろしいかと思います。
以上が「ファンづくりマンガ動画」制作の基本的な流れです。
【必見】ファンづくりマンガ動画ができるまで・基本的な流れ
(6)制作のポイント
池上:制作のポイントを教えてください。
よねやま:これは3つ挙げられます。
1つめが【何を伝えたいか】です。
商品販売には、クライアントのメッセージと、お客様のニーズがマッチングしているかが重要です。
事例として「お米の販売促進動画」を挙げますね。クライアントは肥料を作っている会社です。肥料を販売した農家にお米を作っていただき、そのお米を店舗やオンライン販売していました。
「消費者は、お米の産地やブランドで選んでしまう」という課題をお持ちでした。
そのためファンづくりマンガ動画で、お米作りでどんな肥料が使われているのかを専門的にPRしたいというご要望がありました。しかし、ターゲットとなる主婦層は、それほど専門的な肥料の情報は求めていないわけです。ミスマッチになってしまいます。
このようにクライアントからのご要望とお客様のニーズがそぐわない場合、見直しをご提案させていただくケースもあります。
2つめが【秒数】です。非常によく聞かれる質問なのですが、やはり「何を伝えたいか」で、秒数にも影響します。最近は短尺の動画が好まれる傾向ですが、短い中に情報を詰め込みすぎないようにする工夫も必要になってきますね。
3つめが【ナレーション】です。私の作成するナレーション原稿はセールスライティングに基づいています。ナレーションは耳から入る情報です。ナレーションを聴いた視聴者がどんな心境に、どんな行動を起こしてほしいのか。もちろん絵も大切ですが、同じくらいナレーションも大切です。
(7)注意点
池山:逆に効果の出にくいケースを教えてください。
よねやま:ホワイトボード動画はあくまで「集客や販売をサポートするツール」です。商品のコンセプトなどが整っていないときにホワイトボード動画を作成しても、軸がぶれてしまう可能性が懸念されます。
また効果があらわれるまでに、費用や時間もかかってしまいます。ファンづくりマンガ動画の場合、企画段階からご相談いただければ、柔軟に対応させていただきます。
(8)ホワイトボード動画の今後
池上:ホワイトボード動画の今後の可能性についてはどのようにお考えですか?
よねやま:日本にはまだ知られていないけど、素晴らしい商品サービスがたくさんあり、世の中をもっとより良くしようと考えておられる方々が大勢いらっしゃいます。そのような商品サービスがもっと前面に出てくるようになれば、活性化されたにぎやかな世の中になるはずです。
ファンづくりマンガ動画のモットーは【日本を元気にしよう!】。日本が元気になれば、世界が元気になり、地球の元気へとよい循環が生まれます。ファンづくりマンガ動画は、その橋渡しをするツールです。初めてでよく分からないという方も、30分Zoom無料相談を行っておりますので、お問合せいただければと思います。
【公式】ファンづくりマンガ動画 https://yakuji.studiopuanpowan.com/